くも膜下出血になったら » 【体験談】くも膜下出血克服の記録 » 20代で発症したBさん(20代男性)

20代で発症したBさん

20代男性

Bさん、28歳男性。いつもどおり会社へ出勤した12月、激しい頭痛を感じました。特に気分が悪いわけでもなく、何かで殴られたような激しさでもない、ということでしたが、病院で「くも膜下出血」と診断されました。

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いつもと変わりなく出勤した夫から突然の電話

いつもどおり会社へ送り出した奥さんへ、ご主人から「頭が痛いから後輩に病院へ連れて行ってもらう」と電話が入ったのが18時でした。

気分が悪いわけでもないし、立っていられないほどの激痛でもないということで、奥さんもそんなに不安には感じず、「ただの頭痛なのでは」ぐらいにしか思っていなかったそうです。

19時頃、病院へ着いたとき、ご主人の会社の後輩からBさんがストレッチャーで運び込まれたことを聞かされます。「ただの頭痛なのにそんな大げさな」と笑ってはいましたが、病院へ到着してからご主人がなかなか出てこないことに不安を感じ始め…。

その不安が最高潮に達したときに「Bさんの奥さんはいらっしゃいますか」と病院スタッフに呼ばれました。

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手術が終わるまで

Bさんは奥さんに「くも膜下出血らしい」と伝えました。奥さんはお医者様に「嘘ですよね?」と聞くも、医師は真顔。

「くも膜下出血とは意識がなくなるもの」という認識が覆った瞬間でした。

CTの画像を医師から説明され、出血部位のこと、運の良いことに今は出血が止まっていること、再出血すると命の保障はないことが伝えられました。

再出血を防ぐためにクリッピング手術が必要で、手術が成功しても後遺症が残る可能性があることなど、手短ながら詳細な説明がされたそうです。

医師からの説明が終わり夫であるBさんの元へ戻ると、Bさんは奥さんにおどけてみせたそうです。心配をさせないための配慮だったようですが、「無理はしないで」と奥さんはBさんに告げました。

手術に関連する書類一式へのサインをし、手術室への見送りを済ませたのは22時。その後、Bさんのご両親に電話をし状況を告げました。

ご両親も駆けつけ、家族の控え室で待つこと4時間。日が変わった2時に手術が終了。

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手術

手術後の深夜、医師から奥さんへ「手術は成功し命の危険はなくなったものの、術後5日から2週間までの間は脳梗塞が置きやすい状態になること」「麻痺など後遺症なく生活に戻れる人は全体の3分の1であることから、念のため覚悟はしておくこと」が伝えられます。

一旦家に戻り短い睡眠をとった後、入院に必要なものを準備して再度病院へ行った奥さん。ICUでBさんのご両親と共に面会を果たします。一度家に戻り夕方に病院へ出向くと、食事後の歯磨きをしているBさんを目にし驚いたといいます。

しかしながら、奥さんは「この後、脳梗塞が起きるかもしれない」という不安を抱えながら、毎日面会しに病院へ通いました。

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ICUをでて救急救命病棟へ…

毎日面会に行った奥さんが、手術後4日目にとてもつらそうなBさんを目にします。術後の顔の腫れは引いたものの、電動ベッドを起こす振動や、電灯の光といった刺激ですらつらいほどの頭痛に苦しんでいました。

毎日座薬や痛み止めの薬をもらっても、その痛さは引くことはなく、ただつらそうにしているBさんを見て、「私にできることはない、何の役にも立っていない」と奥さんは悩みます。

手術経験のある男性同僚に相談し、「そばで見守ろう」と決心した数日後、少し話ができる時間が訪れます。

Bさんは「この痛みはいつまで続くのだろう」ともらします。「術後2週間もすれば痛みはなくなるって先生に聞いたよ」としか伝えられない奥さん。その翌日には救急救命病棟から一般病棟に移ることができました。

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退院まで

食べ物を噛むという動作もつらい、ということで食事を残しがちだったBさんですが、一般病棟に移ってからは噛む動作の少ないチョコレートなどは食べるようになっていました。

術後12日目に奥さんは経過説明を受けましたが、残念ながら脳梗塞が発覚したとのこと。しかしながらラッキーなことに脳梗塞を起こした部分は、日頃使わない部分だ、ということで麻痺などの後遺症は免れていました。

手術後2週間目から、日に日にBさんは回復をみせます。短時間ながらも奥さんが持っていったゲーム機で遊べるようになり、点滴の数も減り、会話ができる時間も少しずつ長くなっていきました。

手術から3週間で退院でき、職場復帰も許可がでました。

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お金のこと

奥さんが心配したのは、Bさんの病状だけでなくお金のこともありました。

病院事務担当者から「限度額認定証を発行してもらうように」とのアドバイスを受けました。高額医療制度についての知識はあったものの、健康保険組合依頼してこの限度額認定証を出してもらえば、退院時に窓口で支払う金額は合計10万円強で済むことを知ったのです。

Bさんの加入していた健康保険組合のWEBサイトには申請フォームがあり、ダウンロードし印刷、記入して郵送することで限度額認定証が届きました。


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