ルチン

ルチン

高血圧がくも膜下出血の原因であることは広く知られています。毎日の生活の中で気軽にできる高血圧抑制行動といえば、食生活の見直しです。できるだけ塩分を摂らないこと、そしてルチンを摂取することが大切です。
ルチンとは、ポリフェノールに似た働きをし、血管を強く・しなやかに保つと同時に、血液をスムーズに流してくれるといううれしい効果があります。

ルチンがなぜくも膜下出血の予防にいいのか

くも膜下出血の原因は、血管に存在する脳動脈瘤と高血圧、動脈硬化です。私たちが日頃気をつけるべきことは、高血圧と動脈硬化にならないこと。ルチンはコラーゲンを生み出すために必要なビタミンCの吸収を助け、血管の弾力性をアップさせることでしなやかに、破れにくくしてくれます。

ルチンの効能

ルチンは高血圧予防・動脈硬化予防の「必須アイテム」

ルチンは、ヘスペリジン、エリオシトリン等と同様、ポリフェノールの一種で「ビタミンP」の一種です。海外では脳卒中や高血圧の薬としても利用されていますが、くも膜下出血や高血圧にどのような効果をもたらすのでしょうか。

毛細血管を拡張・増強する働き

ルチンを含むビタミンPが血管に及ぼす作用は主に3つあります。

  • ●毛細血管の弾力性を上げることによって血流を改善
  • ●毛細血管の抵抗性を高める
  • ●血管の透過性が高まるのを抑制する働き

血管の弾力性を上げて血流を改善し、血液をさらさらに保ちます。さらに、血管の抵抗性を高めることで、血管が損傷してしまうことを予防。そして、血管の透過を抑制し、出血性の疾患を防ぐ効果も。総合的に見て、くも膜下出血や高血圧を予防するための高い効果を期待できる栄養素です。

悪玉コレステロール分解作用

LDLコレステロールは「3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル (HMG)-CoA還元酵素」という酵素によって生成されますが、ルチンにはこの酵素の働きを阻害する作用があると報告されています。血中のコレステロール濃度を下げることで、動脈硬化を予防する効果が期待できます。

活性酸素の生成を抑制する

ルチンには抗酸化作用があり、体内を錆びつかせる原因である、活性酸素の生成を抑制します。体内で活性酸素の生成が抑えられることによって、血管細胞をはじめとする、細胞の損傷を減少させます。脂質の酸化を抑えることで、高脂血症の予防にも繋がるでしょう。

コラーゲンの生成を助ける

コラーゲンというと、皮膚や軟骨のための成分というイメージがあるかもしれません。ですが、コラーゲンを摂取することで、短時間で血圧が低下すると報告されています。コラーゲンの摂取は、高血圧やくも膜下出血予防にも効果的なのです。

ルチンを多く含む食品

ルチンはこの食品から摂取! 意外なあの食べ物からも摂れる!

多忙なビジネスパーソンにとって、欠かせない食品の中に「そば」がランクインしているはずです。アレルギーを持っていない限り、スピーディーに食べられるうれしい食べ物として認識されているのではないでしょうか。
そばにはルチンが多く含まれています。1日に必要なルチンは30ミリグラムとされているところ、そば100グラムにはその3倍以上の100ミリグラムが含まれているのです。
もちろんその他にもルチンを摂取できる食品があります。みかんやトマト、アスパラガスなどです。

摂取の注意点と効果的な摂り方

ルチンって、どれだけ摂取しても大丈夫なの? 注意点は?

1日30mgの摂取が理想的ですが、そばから摂取する場合には、そば湯も一緒に飲むことをおすすめします。その理由は、ルチンは水に溶けだしやすい性質を持っているため。また、水に溶ける性質から、体外に排出されるのも早いので、毎日継続的に摂取することが大切です。

摂取するときはビタミンCと一緒に

高血圧予防効果の項目でも少し触れましたが、コラーゲンの生成や血管強化作用は、ルチンの働きだけでなく、ビタミンCと共同で作用します。ルチンの効果を最大限に引き出すには、ビタミンCと同時に摂取してください。

過剰摂取や欠乏症について

ルチンの摂取量については、1日30mgよりも多めに摂取しても、特に問題はないとされています。また、健康に非常に役立つ成分ではありますが、欠乏した場合にも特に障害は出てきません。

ルチン摂取時の注意点とは?

そばアレルギーの方は、アレルギー症状を引き起こす原因となる可能性があります。ルチンは、主にそばに含まれている成分ですから、アレルギー症状がある方は、医師に相談してから摂取するようにしてください。

摂取の注意点と効果的な摂り方

高血圧対策としてルチンを上手に摂るにはどうすればいい?

高血圧対策のみならず、アンチエイジングの観点からも気になるルチン。もしも選択肢があるなら「ダッタンそば」を選ぶとベストです。私たちが普段食べているそばの約80倍ものルチンが含まれています。
日頃飲んでいるお茶を、香ばしいそば茶に変えてみるのもいいでしょう。これもまた、ダッタンそばのそば茶ならば、より効果的にルチンを摂取できます。そばそのものを食べるためには塩分を含んだつけ汁やかけ汁が必要ですが、お茶ならば塩分の心配をせずに取り入れることができます。