ペプチド

ペプチド

くも膜下出血を予防したり、再発を防止するのは、高血圧を防ぐことから始まります。この高血圧を防ぐために日々摂取したい成分には「ペプチド」があります。
ペプチドとはタンパク質とアミノ酸のちょうど真ん中に位置する物質です。逆から言えばもっとわかりやすいでしょうか。アミノ酸の複数の塊がペプチドなのです。

アミノ酸の塊であるペプチドは、人間の体内にも存在しています。ホルモンや神経伝達などを活性化させ、抗菌の役割も果たすなど、人間の体にとって欠かせない物質です。 また、ペプチドを利用した製品も多く、細菌に対する耐性を作りにくい環状ペプチド抗生物質や、キラーリンパ球を活性化させるガン治療薬など、医薬品としても幅広く活用されています。身近なところでは、ペプチド配合の高血圧対策サプリ、ペプチド配合の化粧品などがあり、さまざまな分野から注目を集めている成分です。

ペプチドがくも膜下出血予防になぜ有効なのか

ペプチドには、血圧を上昇させる酵素であるアンジオテンシン変換酵素の働きを抑制する効果があるとされています。
海藻類をよく食べるエリアの人たちが脳卒中になりにくい、という調査結果があります。これをもとに、ペプチドを多く含む食品を粉末にし、高血圧の人たちに摂取させたところ、血圧とコレステロールの値が低くなった実験結果もあります。
ペプチドは、もととなるたんぱく質や食品の種類によって働きが異なってきます。魚や牛乳など由来しているものに関係した名前がつけられ、次のような種類がありますが、とくに、高血圧に効果があるとされるのは、イワシペプチドです。

イワシペプチド

イワシをすり身にしたものから生成され、高血圧を改善させる作用が強いペプチドです。 イワシペプチドは、「ACE」と呼ばれる、血圧調整を行う酵素を抑制させる働きがあります。ラットによる実験では、イワシペプチドを投与することによって、血圧の上昇を約20%抑えると報告されています。また、イワシペプチドには必須アミノ酸が多く含まれているため、高血圧を抑えて血圧を安定化させる働きがあります。人体になじみやすいバランス・組成ですので、摂取後の血圧の下降も急激でなく、スムーズになじむものです。

参照:社団法人日本栄養・食糧学会「食品タンパク質由来機能性ペプチドによる血圧降下作用」[pdf]

ホエイペプチド(牛乳由来)

ホエイとは「乳清」のことで、牛乳から脂肪分や脂溶性ビタミン、カゼインを除去した部分のこと。そこから、たんぱく質部分だけをろ過したものから生成されます。人間の体内で消化、吸収がされやすいという特徴があり、主に、たんぱく質補給サプリに使用されます。

ミルクペプチド

ホエイペプチドと同じく牛乳のたんぱく質から作られますが、カゼインなどが含まれているという点が異なります。たんぱく質を加水分解したものです。ミルクアレルギーの治療などに用いられます。

魚肉ペプチド

魚肉から生成されるペプチドで、たんぱく質が豊富で、カロリーが低く、アミノ酸がバランスよく含まれているという特徴があります。魚肉をすり身にした後、酵素分解して乾燥させたものです。

海苔ペプチド

海苔から作られるペプチドで、ペプチド状にすることによって、海苔の豊富なたんぱく質を効率的に摂取することができます。血圧低下、脂質代謝、肝機能改善、血流促進に効果があると報告されています。

大豆ペプチド

大豆を水に浸した後、大豆の細胞壁を壊し、酵素反応させることによって生成されます。疲労回復効果、コレステロール低下作用、血圧上昇抑制作用などを持っており、抗酸化作用もあると言われています。

年齢ペプチド

カルピス社が発見したペプチドで、カルピス酸乳を発酵させるときに発生します。血管を健康に保つ、血管を若返らせるなどの作用が期待され、動脈硬化を抑制すると考えられています。

参照:カルピス社「血管をしなやかにする「年齢ペプチド」」

 

摂取の注意点と効果的な摂り方

ペプチドを摂取するには?

ペプチドを摂取したいがあまりに、食品を選んでいると、食事の内容そのものが偏ってしまいます。また、脂質をはじめとした「成人病」へまっしぐら、の食品ばかりになってしまう可能性もあります。これでは、高血圧のみならず、他の病気も発生してしまうことも考えられます。
ペプチドを含みながらも、脂質などの少ない食品を選ぶことは、いわば至難の業です。そこで、体に無理をさせずにペプチドを摂取するために「サプリメント」を選ぶ、という選択肢もあることを覚えておいていただきたいと思います。

摂取の注意点と効果的な摂り方

ペプチドを効率よく摂取するには、何を選べばいい?

近年「ペプチド」を謳うサプリメントが増えてきました。脂質などの不必要なものは除き、効率よくペプチドを補うことで、高血圧をはじめとした加齢によるおこる症状・病気を抑制しよう、というものです。
例えば、カルピスの販売している「カラダの中からしなやかケア」です。これは、カルピス酸乳が体に与える作用を調べる中で、特定のペプチドが中年・高年者の健康を保つために適したことがわかり、「年齢ペプチド」と命名されたものです。
血管など、命を保つ臓器が年を重ねるごとに硬くなったり、もろくなったりすることを防止しよう、というものです。