くも膜下出血になったら » くも膜下出血の後遺症 » リハビリをされている方へ » くも膜下出血の後遺症せん妄。その症状やリハビリの道筋とは?

せん妄とリハビリ

認知症と混同されやすい後遺障害

せん妄は、自分が今どこにいるのかわからなくなったり、注意力が著しく低下したり、一日中寝ていたりする一過性の障害のことです。その症状から認知症と勘違いされることも少なくありません。くも膜下出血の後遺症としてせん妄が起こったら、どのように回復を目指せば良いのでしょうか。せん妄の症状やリハビリ方法について説明します。

くも膜下出血の後遺症・せん妄とは

高次脳機能を全般的に阻害してしまうせん妄

突如として前後不覚になったり、ひどく寝ぼけた状態になったりしてしまうせん妄。せん妄が起こると脳の働きが一時的に著しく低下するため、注意障害や言語障害などほかの障害の有無も診断することが困難となります。くも膜下出血からの回復にあたっては、まずこのせん妄を取り除くことが第一です。

せん妄はなぜ起こる?

せん妄はくも膜下出血などの脳疾患により、大脳皮質に障害が起こることによって一時的に発現する症状です。せん妄には傾眠・活動低下といった静的な症状を示す低活動型と、興奮・見当識障害・幻聴幻覚などといった動的な症状を示す過活動型、両者の組み合わさった混合型の三種があるといわれています。特に高齢者の場合、低活動型は認知症と誤認されやすいものです。認知症との大きな違いとしては、認知症はこれらの症状が慢性的にみられるのに対し、せん妄は1日の中でも症状の重さに変化があり、加えて意識障害が認められる点があげられます。

せん妄の症状とは

せん妄の症状はケースによってさまざまです。低活動型の患者さんでは、眠り続ける、ぼーっとする、考えがまとまらずぼんやりし、何も行動しないなどといった症状が現れます。一方で過活動型の患者さんでは、自分が今どこにいるのかがわからず不安になる、むやみにイライラしたり興奮したりする、大声を出す、幻覚・幻聴が出たり、わけのわからないことを口走ったりするといった症状が一般的です。落ち着いている低活動型に比べ、過活動型ではパニック状態から暴力に及ぶケースもあるので、介助する人は対応に注意する必要があります。

せん妄のリハビリ方法とは?

せん妄のリハビリ方法とは?

せん妄からの回復のためには、患者さん自身が安心して回復に専念できる環境を作ることが最も重要です。せん妄症状のある患者さんは少しのことでも不安を感じ、パニックを誘発されます。患者さんに落ち着いて過ごしてもらうためには、下記のような配慮が必要です。

  • ・介助者が時間や場所を教え、時計やカレンダーを掲示して安心させる
  • ・家族の写真を貼り、名前をわかりやすく書く
  • ・病院での処置には家族が付き添う
  • ・部屋を明るく保つ

低活動型の患者さんに対しては、話しかけたりテレビを見せたり音楽を聴かせたりなどと、脳に刺激を与えて注意を引き出してあげることも有効といえます。

注意深い見守りが必要

くも膜下出血からの回復期、せん妄の症状が出ている患者さんは、身体にチューブや包帯などが装着されている理由がわからなくなり、勝手に引きはがしてしまうことがよくあります。症状が強く出ている場合は、医療関係者だけでなく家族による密接な見守りも必要となってくることでしょう。
過活動型の症状がある患者さんは、不安感からパニックを起こし室内のものを散らかしてしまうケースもあります。病室内には余計なものを置かないなどの配慮も必要です。患者さんをむやみに刺激しないよう穏やかな口調でゆっくりと話すなど、患者さんとの細かな接し方についても専門家の指導を受けると良いでしょう。

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リハビリの助けとなるもの

回復の助けとなるもの

せん妄のリハビリをサポートするために

くも膜下出血の後遺症としてせん妄が現れると、ご家族の方は「もう元には戻らないのでは?」と不安になることでしょう。しかし、せん妄は一過性の障害であると考えられており、ご家族の粘り強いサポートによって回復も十分に期待できます。焦らずじっくりと見守っていくことが大切です。
くも膜下出血を経験された患者さんの回復の助けとして、健康食品を食生活に取り入れてみるのも良いでしょう。大豆発酵エキスは、くも膜下出血の遠因となる活性酸素を除去し、血行のコンディションを正常化する効果が期待できる健康食品です。リハビリのサポート役として、活用してみてください。

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