発症の前触れ

くも膜下出血は突然起こる?前兆がある?

急な激しい頭痛と共に倒れるというイメージのあるくも膜下出血。実は数日~1週間前から頭痛やめまい、視覚障害などといった前兆が現れる場合もあります。実際の患者さんからの体験談も交えて解説していきます。

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こんな異変には要注意!

突然の激しい頭痛と共に発症し、30%の人が亡くなると言われるくも膜下出血。前兆のない病気とされてきましたが、近年は出血の前にいくつかの兆候があることが分かってきました。大きくなった脳動脈瘤が周辺の神経を圧迫したり、少量の出血によって以下のような症状が現れます。ポイントは「普段と違う」ということ。少しでも「変だな」と感じたら放置せずにすぐに受診することをおすすめします。

前兆その1 頭痛

「いつもと違う」頭痛が続いたら要注意

くも膜下出血が起こる1週間前~数日前くらいに、持続的な頭痛を感じる場合があります。痛みは軽いことが多いようですが、横になったり、頭痛薬などで治まるものではなく、数日続きます。また、頭がぼーっとしたり、もやもやを感じる場合もあります。この頭痛は脳動脈瘤から少量の出血が起こっている危険性を示しています。

 

ところで、くも膜下出血の前兆としての頭痛の特徴は、よく「数日間、継続的に痛む」点と指摘されますが、普段私たちは、くも膜下出血ではない継続的な頭痛を経験することがあります。普通の頭痛とくも膜下出血の前兆による頭痛とを明確に区別しなければ、緊急事態までいたってしまう恐れもあります。

 

普通の頭痛とくも膜下出血の前兆としての頭痛をハッキリと見分けることは、少なくとも素人には難しいと言わざるを得ません。ただ、継続的な頭痛に加えて吐き気、嘔吐、重度の肩凝り、めまい、目の奥の痛み、血圧の乱れ、首筋の硬直、痙攣など、普段とは異なる何らかの体調異変を併発していた場合には、くも膜下出血の前兆ではないかと疑ってみたほうが良いでしょう。つまり、くも膜下出血の前兆は「継続的な頭痛+α」で判断します。αの部分には様々な症状が該当するので、このサイトを含めて様々な情報源で勉強をしてみてください。

逆に、くも膜下出血ではない頭痛の特徴もあわせて覚えておくと、より判断が的確になるでしょう。

 

・片頭痛…こめかみから目の奥にかけて痛む。

・群発頭痛…季節の変わり目などに、1ヶ月以上にわたり激しく痛む。

・緊張型頭痛…頭が全体的に締め付けられるように痛む。

 

以上、確認してみてください。

前兆その2 首の痛み

前兆のひとつ、首の痛みについて紹介。発症の何日前ぐらいに、どのような頭痛があるのかを紹介。

「肩こりがどんどん痛くなるような」首の痛み

首の後ろ、頭の付け根部分に継続的な痛みを感じることもあります。頭部から首につながる部分の血管に動脈瘤ができ、肥大または出血していることが考えられます。

肩こりかな?と誤解されることもあるようですが、くも膜下出血の前兆としての首の痛みは、首が硬くなり、下を向けなくなったりします。また痛みもどんどん強くなってくる場合が多いようです。

 

ただし、継続的に首が痛むからと言って、即座にくも膜下出血を疑う必要はありません。私たちは日常の中で、時折、首の痛みを自覚することがあります。なおかつ首が痛むときは、通常、継続的に痛みます。これらの症状を自覚するたびにくも膜下出血を疑っているようでは、日常が成り立ちません。継続的な頭痛と同じように、何らかのプラスαの症状を併発しているかどうかを、一つの目安にしましょう。たとえば吐き気、めまい、視覚機能の異変、血圧の乱高下、継続的な頭痛などが首の痛みと同時に発症している場合は、くも膜下出血の前兆を疑ったほうが良いかも知れません。

 

ちなみに継続的な首の痛みの原因で最も多いのが、寝違えです。寝違えのタイプによっては、首を動かせないだけではなく、激しい肩凝りや継続的な頭痛を併発する場合があります。くも膜下出血の前兆によく似ています。明らかに寝違えが原因の不調であれば問題ありませんが、心当たりなくこれらの症状を自覚した場合には、念のため病院を受診したほうが良いでしょう。

他にも頸椎捻挫やむちうち、頸椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、重度の肩凝りなど、様々な理由で首の痛みが生じます。くも膜下出血とは無関係であっても、いずれも治療を必要とする症状なので、痛みが著しい場合には早急に病院を受診したほうが良いでしょう。

前兆その3 めまい

頻繁なめまいは脳にトラブルが起きているサイン

くも膜下出血に限らず、脳梗塞や脳出血等、脳に何らかの異常が起きている場合には様々な症状が起こります。そのひとつにめまいがあります。頭がぼーっとする、くらくらするなどのめまいが続く場合は、頭痛や首の痛み、目の見え方など、他の症状が合わせて表れていないか注意する必要があります。

 

ところで私たちは、普段からめまいを自覚することも少なくありません。いたって健康な人でも、お風呂上がりや暑い日に突然立ち上がったときなどに、立ちくらみを経験することがあるでしょう。これら普通のめまいとくも膜下出血の前兆としてのめまいとを区別することは、実は容易ではありません。くも膜下出血の前兆としてのめまいかどうかを判断する際には、やはり他の症状との併発がないかどうかを確認してみるしかないでしょう。継続的な頭痛はないか、首の後ろが硬直していないか、視覚に異常がないか、吐き気はないか等々です。これらのくも膜下出血の代表的な前兆症状とめまいとが併発している場合は、早急に病院を受診したほうが良いでしょう。

 

なお、くも膜下出血を含めた脳血管疾患の前兆としてのめまいは、病巣の発症部位によって、症状の程度が重度であったり軽度であったりと様々です。椎骨脳底動脈系に病巣があると、激しい回転性のめまいに襲われることがあります。小脳に病巣が生じた場合、生命リスクは非常に高いものの、めまいの症状が軽度に治まる傾向があります。

前兆その4 吐き気

吐き気・嘔吐は脳内の圧力が上がりかけているサイン?

くも膜下出血が発症した場合、激しい頭痛と嘔吐が主な症状として知られています。この嘔吐は、脳内の動脈瘤が破裂するなどして出血した際に、脳内の圧力が上がったことで起こるものです。そのため、頭痛やめまいなどに加えて吐き気が続く場合あるいは吐いてしまう場合は、動脈瘤から少量出血し、脳内の圧力が上がりかけているサインという可能性も考えられます。

 

そもそも脳の異常と吐き気とは密接な関係があることが、昔から知られています。何らかの原因によって脳圧(脳を圧迫する力)が高くなると、人は吐き気をもよおしたり嘔吐したりします。脳腫瘍が原因で脳圧が高くなることもあれば、脳内出血で脳圧が高くなることもあります。あるいは頭部の強打によって脳が腫れ、脳圧が上がることもあります。脳との関連に心当たりがある場合の吐き気については、念のため病院を受診してみたほうが良いでしょう。

 

なお脳圧が高くなると、自律神経のうちの交感神経と呼ばれる系統が強く刺激されます。その結果、不整脈などを含めた心疾患、また肺水腫(肺に水がたまる病気)などの脳以外の病気を併発することがあります。あるいは、強い脳圧が脳幹部にダメージをもたらすと、最悪の場合心肺停止にいたります。くも膜下出血の前兆としての脳圧上昇は、これらのように全身的な症状をもたらす恐れがあるので、全身的な注意が飛鳥とされています。

なお吐き気には、脳疾患の前兆以外を原因とするものも多々あります。飲酒、食べ過ぎ、乗り物酔い、ストレス、薬の副作用などです。これらの吐き気については、経験上、心当たりのあるものばかりでしょう。脳疾患の前兆による吐き気とは、比較的、区別をしやすいはずです。

前兆その5 視覚の異常

大きくなった動脈瘤に最も影響されやすい視神経

目の奥が痛む、急にものが二重に見える、片方の目がすごく見えにくくなる等といった症状も、くも膜下出血の前兆のひとつである可能性があります。動脈瘤がどこにできているかにもよりますが、脳と目の神経は直接つながっているため、動脈瘤が大きくなると視神経を圧迫しやすく、見え方に影響が出ます。また、片方のまぶたが下がってしまっている状態も、前兆のひとつです。

 

ところで、くも膜下出血の前兆とされる症状には様々なものがありますが、その代表的な症状が継続的な頭痛です。そして、くも膜下出血の前兆とされる視覚の異常は、この継続的な頭痛よりも早く発症することが多いと言われています。そのため「視覚の異常→継続的な頭痛+他の様々な前兆症状」という順番で体調異変を自覚したら、くも膜下出血の前兆が疑われます。早急に脳神経外科を受診したほうが良いでしょう。

 

なお、くも膜下出血の前兆としての視覚異常と、緑内障における視覚異常は似ていると言われることがあります。緑内障においても、確かに視覚に不調を感じ、あわせて頭痛を自覚することがあるからです。しかし、緑内障による頭痛の原因は、目の奥の痛みとされているので、くも膜下出血の前兆による頭痛とはタイプが異なります。また視覚以上についても、くも膜下出血の前兆によく見られる症状が「片側だけ見にくい」「ものが二重に見える」「一部が暗く見える」などであるのに対して、緑内障によく見られる症状は「見えない部分がある」「見える範囲が狭まった」「目がかすむ」などです。視覚異常のタイプが大きく異なるので、両者は比較的、区別をしやすいでしょう。

前兆その6 血圧の変動

血圧が激しく乱れると数日以内にくも膜下出血のおそれ

特に運動もしていないのに急に血圧が高くなる、または低くなるなど、血圧の上がり下がりが激しい場合は、数日後にくも膜下出血が起こる危険性があるとされています。とはいっても、血圧が高いか低いかは自分で意識できるものではありませんので、ふだんから定期的に自分の血圧を測定しておくことをおすすめします。特に高血圧の兆候がある人は、くも膜下出血や脳疾患、心臓疾患のリスクが高まるため、血圧が高くなりすぎないように食生活や日常生活に気を使うと良いでしょう。

 

なお、一般にくも膜下出血は高血圧の人に起こりがちな症状とされますが、逆に低血圧の人でも起こる可能性は十分にあるので注意してください。前兆を見極めるためには、「普段と血圧が著しく違うかどうか」がポイントです。普段の血圧が110の人が、ある日突然170になっていたり、逆に普段の血圧が170の人が、ある日突然110になっていたりなど、普段と著しく違う血圧を示した場合には、くも膜下出血の前兆の疑いがあるということです。これら血圧の急変動があった場合で、なおかつ、くも膜下出血の前兆である場合には、この血圧変動から2~3日後にくも膜下出血を発症する可能性があるとされています。

 

ただし、血圧は測定環境・測定条件によって大きく変動するので、一度だけの測定で異常値を示したとしても、慌てないようにしてください。血圧の急激な変動が見られた場合には、いったん椅子などに座った状態で10分ほど安静にし、落ち着いた状態で再度血圧を測定してみましょう。測定環境・測定条件を安定させても血圧の乱高下が治まらない場合には、くも膜下出血を始め、脳梗塞などを含めた脳疾患の前兆である可能性があります。速やかに脳神経外科を受診するようにしてください。

前兆その7 手足のしびれ、ろれつが回らない

手足しびれや言語障害が前兆となることも

体の片方の手や足がしびれる、ものがうまく持てない、またはろれつが回らない、言葉が出ない等といった症状がある場合は、くも膜下出血に限らず脳に何らかのトラブルが起こっている可能性が高いです。くも膜下出血の場合は、動脈瘤ができている場所の周辺の脳組織や神経を圧迫するため、このような症状が一時的に起こる可能性があります。

 

他にも、持っていたものを無意識に落としてしまう、ワイシャツのボタンを上手にとめることができない、何もないところでつまづいてしまう、普段のように歩けない、フラフラした感じがする等、手足に何らかの異変を感じる場合があります。これら手足の異変は、多くの場合、2~15分ほどで治まることが多く、長くても24時間以内にはいったん収まると言われています。症状が治まると人は油断してしまいがちになりますが、そもそも症状がいったん落ち着くということ自体、くも膜下出血を始めとした脳疾患の前兆に見られる大きな特徴です。油断せずに速やかに病院を受診したほうが良いでしょう。

 

なお、脳疾患の前兆としての言語・発話の不調については、構音障害(口の中の筋肉が麻痺して上手にしゃべれない状態)だけではなく、失語症(人の話をきちんと理解できない、思ったことと話すことが違ってしまう)を生じるケースもあります。言語・発話の障害が見られた場合には、手足の不調以上に、くも膜下出血等の脳疾患の前触れの可能性があります。早急に専門の病院を受診するようにしてください。

こんな人は要注意!

高血圧の人

血圧に関する新しいガイドラインでは、高血圧を以下のように定義しています。

  • ・Ⅰ度高血圧…最大血圧140~159、または最小血圧90~99
  • ・Ⅱ度高血圧…最大血圧160~179、または最小血圧100~109
  • ・Ⅲ度高血圧…最大血圧180以上、または最小血圧110以上

 

私たちが一般に血圧と言うときは最大血圧を指していることがほとんどですが、たとえ最大血圧が正常であったとしても、最小血圧が高い場合には高血圧と診断されます。高血圧は、頭痛や腹痛などと違い、自覚症状がほとんどありません。普段から血圧を測定する習慣を持つことが大切です。

 

高血圧の原因は、大きく分けると遺伝と生活習慣。遺伝的に高血圧の家系の場合は、より血圧が上がらないよう生活習慣に注意する必要があります。また遺伝的には正常血圧であるものの高血圧と診断された人は、生活習慣の見直しが急務となります。

高血圧を防ぐためには、第一に良く生活を見直す必要があります。特に塩分には注意が必要です。日本人に推奨される1日の塩分摂取量は10g未満ですが、高血圧の人は6g未満が推奨されています。ラーメンやカレー、パンなどには塩分が多く含まれているので注意が必要です。 また、不規則な生活習慣も高血圧を招く大きな要因です。就寝時間が不規則な人、極端な睡眠不足の人は要注意です。

高脂血症の人

高脂血症もまた、くも膜下出血を始めとする脳血管障害の大きな要因となります。高脂血症とは、コレステロールや中性脂肪の値が一定以上の状態のこと。健康診断などでは、次の基準をもとに高脂血症であるか否かを半田されます。なお現在、高脂血症の正式名は「脂質異常症」とされています。

 

  • ・LDLコレステロール(悪玉)値…空腹時に140mg/dl以上
  • ・HDLコレステロール(善玉)値 …空腹時に40mg/dl未満
  • ・中性脂肪値…空腹時に150mg/dl以上

これらのうち1つでも該当するものがあれば、高脂血症と診断されます。高脂血症の主な原因は、高脂肪・高カロリーの食習慣、および運動不足です。食習慣の欧米化によって、私たち日本人は必然的に高脂肪・高カロリーな食事の比率が高くなっています。同時に、エレベーターやエスカレーター、交通網などの発達によって必然的に運動不足となっています。社会や文化の変遷が高脂血症を招いている面もある以上、私たちは意識的に予防と対策を実践していかなければなりません。緑黄色野菜を豊富に摂り入れた食事、そしてウォーキングなどによる有酸素運動の習慣化を心がけることで、高脂血症のリスクを少しでも低下させていきましょう。

 

心臓病の人

心臓病には様々な症状がありますが、いずれの心臓病においても、くも膜下出血の直接的な原因になるという報告はありません。しかしながら心臓病に至る原因に照らしてみれば「心臓病の人はくも膜下出血になりやすい」という俗説が、必ずしも間違っているとは言えません。

 

そもそも心臓病の大きな原因は、乱れた生活習慣にあります。カロリーや脂質の過剰摂取、塩分の摂り過ぎ、野菜の摂取不足、運動不足などです。これらの乱れた生活習慣は、高血圧や高脂血症などの大きな要因でもあります。高血圧、高脂血症などがくも膜下出血を招く大きな要因にもなることは周知の通りです。つまり心臓病の人は、すでにくも膜下出血を発症する危険因子を持っている、と解釈するのが妥当でしょう。 これら危険因子を排除するには、はやり生活習慣の見直しをする以外にありません。高血圧や高脂血症の予防法と同じく、食事の内容を見直したり、定期的な運動をしたりなどし、血液や血管を良好な状態に戻すことが大事です。

 

くも膜下出血は血管の病気です。心臓病も血管の病気です。危険因子が概ね同じである以上、くも膜下出血よりも先に、重篤な心臓発作を生じる危険性もあります。危険因子を排除する生活習慣を意識するようにしましょう。

糖尿病の人

血液検査の結果、血糖値などが一定の基準を超えると糖尿病と診断されます。糖尿病には、脳梗塞や心筋梗塞、失明など、様々な合併症のリスクがあるとされていますが、2017年現在において、糖尿病とくも膜下出血との直接的な関連性はないと報告されています。

 

確かに医学的には直接的な因果関係が認められていないのですが、一方で心臓病の例と同じく、糖尿病にいたるまでのプロセスに照らせば「糖尿病の人はくも膜下出血になりやすい」と考えるべきでしょう。

 

糖尿病にはⅠ型とⅡ型の2種類がありますが、このうちⅡ型の糖尿病は生活習慣病の一種と言われています。つまり、その原因にはカロリー過多、脂質過多、野菜不足、運動不足、ストレス、肥満などがある、ということです。生活習慣病は、くも膜下出血を招く大きな要因。すなわちⅡ型糖尿病と診断された時点で、すでにくも膜下出血を発症するリスクを抱えている、ということです。

 

Ⅱ型糖尿病が生活習慣病である以上、これを予防するには生活習慣を見直すしか方法はありません。食習慣の見直しを始め、適度な運動、ストレス解消、十分な睡眠などを通じ、生活習慣病そのものを予防することが大切です。

家族がくも膜下出血で亡くなったの人

くも膜下出血は遺伝すると言われています。ただし、確かにくも膜下出血になりやすい体質等は遺伝しますが、実際に発症するかどうかはまったく別の話になります。誤解のないようにしてください。

 

くも膜下出血が遺伝すると言われている理由は2つ。「脳動脈瘤ができやすい体質が遺伝するから」ということと、「高血圧・高脂血症になりやすい体質が遺伝するから」ということ。

 

くも膜下出血の直接的な原因は脳動脈瘤の破裂ですが、この脳動脈瘤がどのような原因で発生するのか、まだ医学的には不明瞭です。ただ大きな要因の一つに、遺伝が指摘されています。ここから「くも膜下出血は遺伝する」という説が導かれています。

 

また、くも膜下出血の大きな要因に高血圧・高脂血症がありますが、これらもまた体質的な遺伝が指摘されています。ここから「くも膜下出血は遺伝する」という少々飛躍的な解釈が導かれています。

 

これらの身体的な遺伝に加えて、各家庭における食習慣や運動習慣などの環境遺伝も、くも膜下出血のリスクを上げる要因と考えて良いでしょう。

 

親がくも膜下出血を発症した場合、その子供もくも膜下出血を発症する確率は、一般に比べると2倍程度上がると言われています。遺伝リスクのある人は、毎日の血圧管理をベースに、カロリー摂取管理、減塩、禁煙、適度な運動など、健全な生活習慣を維持するよう心がけましょう。